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「雑巾を絞ると肘が痛い」のはなぜ?原因と治療法を解説

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以前私は、肘をひどく動かしたり激しいスポーツをしていないのに、「雑巾絞りをすると肘が痛い!」という経験をしたことがあります。

それでなくても体に痛みが生じることは精神的に負担に感じるのに、肘は手を動かすときには必ずと言ってもよいほどの大切な部位ですよね。

「困ったな…」と思いました。

それにしても、何もしていないのに雑巾を絞っただけで、なぜ肘が痛い状態を引き起こしたのでしょうか。

調べてみると実は原因がありましたので、今回はその原因と治療法を解説していきます。

雑巾を絞ると痛みを感じやすい部位

肘を押さえる

雑巾絞りをすると痛いと感じやすい部位には、手や腕の部位が挙げられます。

手首や手のひら、手の甲、手の指、肘などです。

特に肘には痛みを感じる人が多いですが、雑巾を絞る動作と似たような動作には、ほかにもいろいろありますね。

例えば物をつかんだりつまんだりするとか、ペットボトルのキャップのようなものをひねったり、キーボードを打ったりするとかがあると思います。

これらの動作では、指や指関節を伸ばしたり縮めたり、手首をそらせたりひねったりしますが、ほとんどが肘への刺激を与えます。

つまり、肘の内側または外側に刺激が与えられるのです。

これは、雑巾絞りをするときもそうですね。

雑巾絞りをするときには、指や指関節、手首などを使います。

そのため痛いと感じやすい部位としては、肘に主に感じると言えるのです。

雑巾を絞ると肘が痛くなる原因

雑巾絞り

雑巾を絞ると肘が痛くなる原因には、上腕骨外側上顆炎、上腕骨内側上顆炎、肘部管症候群、変形性肘関節症などのように様々なことが挙げられます。

上腕骨外側上顆炎では、物をつかんだり持ち上げたりした場合、肘の外側が痛いと感じる症状があります。

肘の外側を使った動作が多かった場合、刺激を与えられて炎症が起こっているのです。

上腕骨内側上顆炎では、手首を内側に曲げたり、肘に力を入れて物を持ったりした場合、肘の内側が痛いと感じる症状があります。

肘の内側の筋肉を刺激して曲げたり、物を握ったりすることで刺激を与えられて炎症が起こっています。

肘部管症候群では、肘を使う動作が多いことで肘付近の内側の神経が圧迫されたり、引っ張られたりすることで引き起こります。

小指や薬指、肘の痛みが感じられる神経の病気です。

変形性肘関節症では、労働やスポーツなどで肘を動かす動作を長期に渡って行ってきた場合、脱臼や骨折などをした場合に肘に負担がかかったため引き起こります。

変形性肘関節症の状態では、肘の軟骨がすり減り、痛みが生じます。

肘の痛みの治療法とは?

肘ストレッチ

雑巾絞りで肘が痛い場合、その痛みの治療法は安静にして鎮痛剤や湿布の使用をしたり、注射をしたり、テーピングをしたりすることです。

また、無理をしない程度にストレッチや筋トレを行うと良いでしょう。

例えば、上腕骨外側上顆炎であれば、以下のような方法がおススメです。

  1. 腕を床と水平に伸ばし、手のひら平を手前にして手の甲を外側へ、指を下に向けます。
  2. 反対側の手で伸ばした手の甲を持ち、手首を下に曲げて自分の方へ引き寄せるように引きます。

また、上腕骨内側上顆炎では、以下のような方法がおススメです。

  1. 腕を床と水平に伸ばし、手の甲を手前にして手のひらを外側へ、指を下に向けます。
  2. 反対側の手で伸ばした手のひらを持ち、手首を下に曲げて自分の方へ引き寄せるように引きます。

ストレッチ後には、肘の筋肉をゆっくりと丁寧にマッサージをすると、痛みの緩和が期待できます。

「雑巾を絞りで肘が痛くなる」別名を「テニス肘」

肘サポーター2

雑巾絞りで肘が痛いと感じる症状には、上腕骨外側上顆炎がありますが、これは別名「テニス肘」と呼ばれています。

テニスをする人に発症しやすいといわれていますが、日常生活の中でも重いものを持ったり、手首を使った動作をしたりすると発症することがあります。

肘は腕を動かすときには自然に動いてしまうもの。

そのため肘が痛いと困りますね。

テニス肘は安静にしているときには痛みはありませんが、進行すると雑巾絞りをするときに痛いどころか、物を持つことにも激しく痛いと感じることがあります。

というのもテニス肘は、手首に負荷がかかって刺激を与えられたときに発症するからです。

日常生活では手首を使ったり、肘を動かしたりすることが頻繁にありますのでテニス肘を発症してしまうと不自由に感じると思います。

では、テニス肘になったらどうすればよいのかと言えば、進行すれば手術を行われることがありますが、基本的には湿布や痛み止め、注射などの治療です。

まとめ

雑巾を絞るだけで肘に痛みが走るなんて、痛みを感じたときには何が起こったのか、と思いました。

しかし、原因を調べると思い当たる節がありましたので、納得。

それにしても、手首や肘をひねる動作は日常的には欠かせない動作と言っても良いことですよね。

肘が痛いと感じる状態は、予防できるなら予防した方が良いですし、もしそれがダメなら、痛みの緩和が期待できる方法を知っておくべきだと思いました。

ここでご紹介した治療法であるストレッチは、いつでもどこでもできるとても簡単な方法です。

そのため私と同じように、雑巾絞りをするだけで肘が痛いと感じる症状がある方は、ぜひ試してみてください。

大切な肘をしっかり動かすための、誰にでもできる方法ですので。

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